主催:一般社団法人 測位航法学会    共催: 日本航海学会GPS/GNSS研究会

GPS/GNSSシンポジウム2012 開催報告                   防衛大学校  浪 江  宏 宗

 測位航法学会は、日本航海学会 GPS/GNSS研究会と共催で、10月24〜27日の 4日間、
東京海洋大学 越中島会館において、毎年恒例のGPS/GNSSシンポジウム2012を開催しました。
これは1996年より、国際会議を含め毎年開催しているもので、GPS/GNSS関連では国内最大規模のイベントです。

  5つのテーマ別セッション、パネルディスカッション、 ポスターセッション(17件)、
(最優秀ポスター発表賞:防衛大学校・坂本憲紀、高杉雄一)、26日に研究発表会(20件)、
(学生最優秀研究発表賞:東京大学・三川祥典)展示会(14社:2大学を含む)及び最終日の27日には
ロボットカーコンテストが行われました。参加登録者は講演者・展示のみ見学者を含め 約440名でした。

 初日午前は、「GNSS動向とアジア圏における衛星測位展開」セッションで、CGSIC、MGA(Multi-GNSS Asia)、日本の測位衛星政策等6件の講演が有りました。この中で、情報入手が困難な中国の北斗システム(BeiDou)の実測位データの紹介が有りました。

 午後の前半は「マルチGNSS利用実証」セッションで、国土地理院 電子基準点のマルチGNSS化、その実証実験結果、準天頂衛星民間利用実証状況の報告が有りました。

講演会
               [ 初日 講演会 ]

 午後の後半は、「地理空間情報利用市場でのリードには…」とのパネル ディスカッションが行われ、6名のパネリストにより、
今後、日本が衛星測位分野をリードしてゆくために必要な施策等について、白熱の議論が展開されました。 
     しょんパネルディスカッション
                                  [ パネルディスカッション ]

 2日目午前中の「インドア/シームレス測位」セッションでは、IMES、無線LAN、音響ビーコン等を使用した
測位システムが紹介されました。午後前半の「QZSS/GNSS受信機技術」セッションでは、ソフトウェア受信機、
受信機の開発計画はいかにあるべきか等の発表がなされました。
午後後半の「GNSS応用技術」セッションでは、除染工事への利用、準天頂衛星の時刻利用、
航空機着陸への応用、準天頂衛星L1-SAIF補強信号のGLONASS対応等の話題が提供されました。

 3日目は研究発表会で、リモートセンシング、受信機技術、測位応用・技術等20件の発表が有り、
優秀な学生発表には最優秀学生研究発表賞が授与されました。

 また、初日に開催された研究初心学生を対象としたビギナーズセッション(ポスター発表)では、過去最多の17件の発表が有り、「ラジオ少年」ではなく、未来の『QZS少年』を育むべく、沢山のアドバイスが寄せられ、優秀な発表については最優秀ポスター賞が授与されました。

 

        
       ポスター  
             [ ビギナーズセッション ]

初日セッション後に開催された懇親会では、100名近い出席を得、いつまでも新技術や衛星測位の話題が尽きませんでした。

 

 

    懇志会
                 [ 懇親会 ]

 4日目のGPSロボットカーコンテストは晴天の下に行われ、明治丸前の芝生広場の決められたコースを一定時間の周回数を競いました。このコンテストは日経 電子版の取材を受けWebに掲載されました。

 

  ロボコン
               [ ロボットカーコンテスト ]
        展示会1      
              [ 機器展示会 @ ]
     展示会2
                [ 機器展示会 A ]

 来年以降も引き続き開催を予定していますので、多数のご参加をお待ちしていいます。